奥から流れてきた水は曲がりきれず、まっすぐ進み護岸を越えたようです。
土木女子(ドボジョ)と建築女子(けんせつ小町) :濁音が多いドボジョ
建築には女性技術者が多いのに、なぜ土木には女性技術者がみられないのでしょうか。以前、大手建築設計事務所と一緒に仕事をしたとき、女性技術者の数にびっくりしました。A設計東京本社の2階の大きなフロアーに多くの技術者が働いており、その多くが女性でした。女性の担当者に女性が多いことを尋ねると「産休制度が良いからかな?」と笑っていました。その後のA設計との業務も全て女性担当でした。
弊社がお手伝いしています国の発注機関に今年度初めて土木の女性技官が赴任してきました。建築には以前から多くの女性技官がおり、九州のトップは女性です。鹿児島県庁には土木の女性技術職はいるようですが、市町村はまだのようです。建設コンサルにも女性技術者が増えて欲しいです。
建築設計と土木設計はどのように異なるのでしょうか。建築と同じようにCADを使い計画、図面作成、数量計算、発注者との打合せ等ほぼ同じです。建築は建物使用者や設備関係、内装関係と土木に比べ打合せ回数は圧倒的に多いです。土木設計の場合は、地形や地質、降雨等による構造計算と施工費、基準等により計画が決まることが多いので打合せは少なく感じます。ただ、仕事内容はあまり変わらないのですが、建築が少しおしゃれかな?
学生時代(かなり前ですが)、我々土木工学科の学生は一年中作業着を着ていましたが、建築工学科の学生はおしゃれなジャケットを着ていました。土木専門課程のレポート提出時に髪が長いと現場叩き上げの教官にレポートを受け取ってもらえず、流行の髪形ができたのは教育課程の1年生の時だけでした。
この頃から土木と建築の道は少しずつ方向が変わってしまったのですかね。現在、大学から土木工学の名称はほとんど消えてしまいました。残念です。