久々に甑島に行ってきました。上甑、中甑、下甑の3つの島が橋で一つの島になったので大橋を通ってみたくなり、現場は下甑ですが上甑でフェリーを降りました。上甑から下甑までフェリーで約1時間ですが、どちらで降りても料金は変わりません。中甑で、なぜ海岸にこのタイプの橋?と思わせた橋がありました。(私は橋梁に詳しくはありませんが、この写真の橋梁の形式は気にいっております。ただ海岸では造り難い形式に感じました。)今回、甑島から沖永良部島へと出張してきました。どちらも夏のような暑さになっており、沖永良部は先日、梅雨が終わったので太陽ギラギラになっているでしょう。7月にまた、甑島と沖永良部島に連続出張予定です。
今年度の公共事業発注が本格的に始まりました。地元の建設会社やゼネコンさんから工事を受注したら設計を手伝って欲しいと予約が入っております。設計施工一括発注方式の入札の場合、設計者に予約して入札に参加されます。時々、受注してから設計業者を探される業者さんもおりますが、もし設計者が見つからなかったらどうするのでしょうか。
地元鹿屋市の業務を長いこと受注できませんでしたが、今年度は連続で落札できました。ここ数年、災害業務を除いて一年間全く受注できないか受注できても少額の測量業務が続いており、今回受注した道路設計と雨水対策の設計業務は仕事がない時期に助かります。最近入社した若い技術者の育成を考慮した業務進行を中堅技術者がおこなっていますので、素晴らしい技術者に育っていくと思います。測量の技術継承は楽ですが、設計の技術継承は難しく色々な業種を経験して覚えるしかないと思います。大手コンサルでしたら道路、河川、上水道、下水道・・・・と各専門分野だけの技術を習得していけばよろしいのですが、零細企業は技術者が少ないため、あらゆる業種の設計をしなくてはならず多くの技術を習得しなければなりません。時々受注する施工監理業務は施工業者さんより、設計はもちろんのことですが品質・施工方法まで詳しくなければ施工業者さんからの質問・協議等に対応できません。土木技術者皆、一生勉強ですね。(何回も言っている言葉です。)